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その症状、冷えのせいかも?

大ヶ池診療所 | 健康コラム
その症状、冷えのせいかも?
冷えは”ただ寒い”だけじゃない。薄毛・がん・うつ病とも関係する、見逃せないシグナル。

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#生活習慣

「冷え症は女性の問題」──そう思っていませんか?ユニクロが全国の10代〜60代の男女1,236名を対象に実施した調査では、冷え症に悩む男性(通称・冷え男=ヒエダン)が増加傾向にあることが明らかになりました。さらに男性は、女性に比べて冷え対策を”ほとんど行っていない”という現実も浮き彫りになっています。

冷えは単なる体感温度の問題ではありません。放置すると、薄毛・がん・うつ病といった深刻な症状のリスク因子になりうることが指摘されています。「少し手足が冷たいだけだから」と軽視せず、自分の冷えのタイプを知り、今日からできる対策を始めましょう。

このコラムでは、冷えの4つのタイプとその原因、そして日常生活に取り入れやすい「温活」のヒントを詳しくご紹介します。

Section 01

なぜ冷えは起こるのか? 血流と体温のメカニズム

私たちの体は、血液が全身を循環することで熱を隅々まで運んでいます。この仕組みが乱れると、末端や内臓が冷えてしまいます。主な原因は大きく4つです。

① 末梢血管の収縮(ゴースト血管化)
慢性的なストレスや冷え、栄養不足によって末端の毛細血管が機能しなくなる「ゴースト血管」化が進むと、手足への血流が著しく低下します。

② 長時間のデスクワークによる血流停滞
座り続けることで下半身の筋肉が動かず、血液やリンパの流れが滞ります。特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれる重要なポンプ機能を担っており、これが働かないと全身の血流に影響します。

③ 自律神経の乱れ
不規則な生活・睡眠不足・過剰なストレスは交感神経を過緊張状態にし、血管が必要以上に収縮します。その結果、内臓や末端に十分な血液が届かなくなります。

④ 冷たいものの摂りすぎ
冷たい飲食物を過剰に摂ると、胃腸の働きが低下し、内臓温度が下がります。腸は免疫機能の約7割を担う重要器官。腸が冷えると体全体の免疫力・代謝力が落ちます。

Section 02

あなたの冷えはどのタイプ? 4タイプ徹底解説

冷え症といっても、その現れ方や原因はひとそれぞれ異なります。下記のチェックリストから、最も多く当てはまる項目のタイプがあなたの冷えのタイプです。

🤲 末端冷えタイプ
□ 手足がとにかく冷える
□ 食事制限ダイエット中
□ 運動不足気味
□ 緊張すると手足が冷たくなる
□ 爪が折れやすい
□ 汗をあまりかかない

主な原因:末端の血管収縮・熱量不足

🦵 下半身冷えタイプ
□ 足がとにかく冷える
□ 上半身に熱がこもる感覚
□ 上半身に汗をかきやすい
□ 座る時間が長い
□ 顔がほてりやすい
□ ふくらはぎがいつも冷えている

主な原因:長時間デスクワーク・血流停滞

🫀 内臓冷えタイプ
□ 手足はあまり冷えない
□ お腹を触ると冷たい
□ 胃腸の調子が悪い
□ あまり冷えを感じない(自覚なし)
□ むくみやすい
□ お腹にガスが溜まりやすい

主な原因:自律神経の乱れ・冷たいものの摂りすぎ

🥶 全身冷えタイプ
□ 季節を問わず冷えを感じる
□ 風邪を引きやすい
□ 体力の衰えを感じる
□ 食が細くなった
□ ストレスを感じやすい
□ ゾクゾクと寒気がする

主な原因:複合的な原因による体温低下

Section 03

タイプ別の 根本的な改善アプローチ

冷えを改善するには、タイプに合ったアプローチが大切です。表面的な温め方だけでなく、原因に対処することで、より長続きする変化が期待できます。


末端冷えタイプへのアドバイス

末端の冷えの根本は「体全体の熱量(エネルギー)不足」です。十分な食事量を確保し、適度な運動習慣をつけることが最優先。緊張しやすい方は、腹式呼吸や軽いストレッチで自律神経を整え、身体の中心部から温めることを意識しましょう。ダイエット中の方は極端な食事制限を避け、たんぱく質をしっかり摂ることも重要です。


下半身冷えタイプへのアドバイス

座りっぱなしの時間を減らし、下半身の筋肉を積極的に動かして血流を促すことがカギです。こまめに立ち上がる、1時間に一度は歩く、座っているときも足首を回すなどの工夫を。ふくらはぎのストレッチやマッサージも効果的。デスクの下で足踏みをするだけでも血管を開いてあげることができます。


内臓冷えタイプへのアドバイス

自覚症状が少ないぶん、気づかないうちに進行しやすいのが内臓冷えです。日光を浴びること、散歩や軽いストレッチでリラックスし、自律神経を整えましょう。食事では体を温める飲み物(生姜湯・ほうじ茶など)を選び、腹巻きやカイロを活用してお腹の熱を逃がさないようにすることが有効です。


全身冷えタイプへのアドバイス

全身の代謝を底上げする必要があります。まず運動を習慣化し、たんぱく質をしっかり摂って筋肉量を増やしましょう。筋肉は体の熱産生の主要な源。基礎代謝が上がれば、何もしなくても体温が維持されやすくなります。湯船への入浴、生姜・根菜など体を温める食材を積極的に取り入れた「温活」を日課にすることをお勧めします。

Section 04

食べ物で体温をコントロールする 温め食材・冷やし食材

食材には「体を温めるもの」と「体を冷やすもの」があります。東洋医学の観点では、根菜や発酵食品など地中で育ったもの・加工されたものは体を温め、夏野菜や冷えた飲食物は体を冷やすとされています。日々の食選びを意識するだけでも、体温を0.5〜1℃底上げできると言われています。

🔥 体を温める食材
🔥 生姜(特に乾燥・加熱したもの)
🔥 根菜類(ごぼう・にんじん・かぶ)
🔥 発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け)
🔥 ねぎ・にんにく・唐辛子
🔥 黒砂糖・玄米・雑穀
🔥 温かいハーブティー・ほうじ茶

❄️ 体を冷やしやすい食材・習慣
❄️ 冷えた飲み物・アイス飲料
❄️ 白砂糖・精製された小麦
❄️ 夏野菜(生のトマト・きゅうり等)
❄️ 過剰なカフェイン・アルコール
❄️ 食べすぎ・早食い
❄️ 朝食を抜く習慣

※冷やす食材を完全に避ける必要はありません。バランスよく、温める食材と組み合わせることが大切です。

Section 05

今日からできる かんたん温活8選

特別な道具やお金をかけなくても、日常のちょっとした習慣の積み重ねが体温を変えます。まずは1つか2つ、今日から実践してみてください。

♨️ 大ヶ池診療所 おすすめ温活リスト
◎ 3首(首・手首・足首)を冷やさない。マフラーや手袋・レッグウォーマーを活用しましょう。
◎ シャワーだけで済まさず、毎晩湯船に10〜15分つかることで深部体温が上昇します。
◎ 1日の歩数を少しでも増やす。目標は+1,000歩から。エレベーターを階段に変えるだけでもOK。
◎ しっかり睡眠をとる。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、体の修復と体温調節が行われます。
◎ バランスの良い食事で体を温める。毎食、温かい汁物を1品加えるだけで体感が変わります。
◎ お腹にカイロや腹巻きをして内臓を冷やさない。特に冷え込む朝晩は意識的に。
◎ 日光を1日15〜20分浴びる。セロトニン分泌を促し、自律神経のバランスを整えます。
◎ 軽いストレッチや深呼吸でリラックス。副交感神経を優位にして血管を広げましょう。

冷えは「体からのSOS」。一人で悩まず、お気軽にご相談を。

冷えが長期間続く場合、甲状腺機能低下症・貧血・糖尿病・膠原病など基礎疾患が隠れているケースもあります。「温活をしても改善しない」「全身がだるくて疲れやすい」「体重の増減が激しい」などの症状を伴う場合は、ぜひ一度受診されることをお勧めします。

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